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 恋を終わらせるには、眼鏡をかけるのが一番だ。ぼやけた視界じゃ欠点は見つからない。俺はうまく眼鏡をかけられるだろうか。

 2限。いつもトリビアを延々話して帰っていく講師が、「今の学生は暗記をしないからダメなんだ!ゆとり教育の弊害だ!実際に今は脱ゆとりが進んでるじゃないか!」などとわめいていたのだけど、文部官僚たちだって「六曜と七曜の関係」とか「鬱という漢字のわかりやすい書き方」(リンカーンアメリカンコーヒーを3杯飲んで鬱になった、と覚えるらしい)とか「popsにおけるoriginalとcoverとremixとrewriteの関係」とかを詰め込みたいわけではないと思う。
 昼休み。哲学科に行って、例のミラー読書会の張り紙を見てくる。「Principles of Social Justice」がテキストらしい。明日メールで詳細を問い合わせてみよう。
 そして、図書室で『人間知性論』を読んでみる。2巻がない。1巻には、

 あい反する両極端に従って、生得の法を肯定したり、あるいは、自然の光で、すなわち実定的啓示の助けを借りずに、知ることのできる法[自然法]のあることを否定したりする者は、等しく真理を見捨てるものなのである(87p)

 とあるので、ロックが自然法を彼の経験論と矛盾しないものとして捉えていることと、啓示と自然法を区別していることがわかる。ふむふむ。しかしロックが啓示と自然法の両方を神定法として見なしているという証拠はこれだけだとなさそうだから、明後日発表するのは無理かな。

 そのあと、池袋へ。ありきぃさんと会う。「池袋西口」集合と言われたのだけど、指示範囲が広すぎてどこに行ったらいいのかわからなかった。
 zoffへ。セールで眼鏡が4000円。安い。しかしそのせいなのかむちゃくちゃ混んでいて、やたら時間がかかる。1時間半くらいかけてやっと購入。ありきぃさんにおごってもらってしまう。流石に眼鏡まで買ってもらうのは申し訳なさすぎるので、代わりに(なっていないけど)本を2冊ほど購入。『輪るピンクドラム』って面白いんだろうか。
 CDショップでしばらく時間を潰して、眼鏡を受け取る。周りが見えすぎて怖い。しばらく眼鏡をかけてから外すと、よくこうもぼやけた視界で行動できたものだとびっくりする。本当に何も見えない。

 あおいさんにいただいたスターバックスカードを使うべく、スタバへ。「やっぱりスタバにきたらフラペチーノってやつを頼んだほうがいいんですかね?っていうかフラペチーノってなんですか?*1」などとスタバ初心者っぷりを露呈する。見よう見まねで初級呪文(「コーヒーフラペチーノのトールで」)を唱えてみるも、キョドりすぎてお姉さんに優しい目で見られる。俺にはレベルが高すぎた。
 コーヒーフラペチーノはおいしかった。高校の食堂で売ってたコーヒー牛乳の500mlカートンを凍らせたやつを思い出した。あれの上位互換。

 微妙に時間があいたので、カラオケに行くことに。ありきぃさんが商品券をもらってきたらしい。そういえば前も誰かさんが似たような商品券を某さんからもらってきて一緒にビックエコーに行ったな。
 ひたすら相対性理論神聖かまってちゃんを入れて、叫ぶ。声がうるさくてマイクの音量を下げられるまで叫ぶ。ありきぃさんも言っていたけど、気を遣わなくてもいい人とのカラオケほど楽しいものはない。

 素晴らしい一日でした!

Principles of Social Justice

Principles of Social Justice

人間知性論 1 (岩波文庫 白 7-1)

人間知性論 1 (岩波文庫 白 7-1)

輪るピングドラム 上

輪るピングドラム 上

シンクロニシティーン

シンクロニシティーン

夕方のピアノ

夕方のピアノ

*1:wikipediaによると「フラペチーノ(Frappuccino)は、スターバックスコーヒーで販売されている冷たいドリンクの種類と商品名である。コーヒーとミルク・クリームなどを氷とともに攪拌したコーヒー飲料として、スターバックスにおいて販売されるようになった。現在は、コーヒーを使った商品に加え、果汁と氷を攪拌したものなどのコーヒーを使わない商品も販売されるようになったため、厳密な定義は困難である。」だそうなので、「スタバ売ってる冷たいやつ」以上の定義はできないらしい。