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 1限。ロック。下川先生のレジュメいわく、ロックの神定法・啓示・自然法の概念については『人間知性論』にソースがあるっぽいので、余裕があれば調べておこう。
 そのあと部室に行く。クーラーはまだなおっていない。暑さと戦う。

 昼休みの終わりになって、おっきーさんがやってくる。『コクリコ坂から』を上映。みんなで観る。面白かった。ヒロインがかわいくて、ひたすらかっこいい男の子といちゃいちゃする。耳すま以上の破壊力。
 そのあと、おっきーさんに彼女の話を聞き出そうとがんばる。背が低くて同学年で1つ下の文芸部で埼玉出身で髪が比較的長くて最近ドールを買ったが無趣味であることがわかった。ガードが堅い。
 なんかみんなに誤解されているが、俺は人の惚気話とか聞くのは基本的に大好きなのだ。モロにも別れてほしくなかったとマジで思ってるし。早くそれを脱したいという思いはあるけども、俺は病院さん以外にあんまり興味が無いから、他の女の子が誰とどうしてようがどうでもいいのだ。あー、やだやだ。
 おっきーさんは「いしはたと2人だから出てくんじゃない」みたいなことをやたら強調して、部室を出ていった。普通に出ていけば何も思わないのに、勘ぐるじゃないか……。

 5限。テスト情報がないかと行ってみるも、特になし。
 終了間際に茶実さんからメールが来る。交流会の件、いけそうらしい。テンションが上がって部会の教室に行き、みんなに話をしてみるも、「ああ……いいんじゃないっすか」以外の反応が返ってこない。いいのだけどもさ。
 √2さんに話しかけると、哲学科で夏休みにデイヴィッド・ミラーの読書会があるという噂を聞く。哲科に掲示が出ているらしいから、見に行ってこよう。
 某彼氏さんは、なんかいつも以上にギクシャクした感じ。病院さんに何か言われたんかな。まだあの気持ち悪い先輩がぐちぐち言ってるんだけど……みたいな。
 と、気まずさを感じていたら、えみゅうさんから「昨日妹に『落ち込んでる、理由はお姉さんに聞け』って言ってたみたいですけど、何なんですか?」などと聞かれる。病院さんに振られたからにきまってるじゃないかよ。いやわからないのは仕方ないけど、なんで病院さんと某彼氏が両方いる前で聞くんだよ……。
 部会のために机を並び替えていると、病院さんが不自然な並べ方をしているので、「それ……」って声をかけようとしたら、隣に某彼氏さんがいる。そうですかそういうことですか。気まずさがピークに。死にたい。

 部会は、ドラさんの「闇の魔術に対する防衛術入門」。面白かった。でも俺が暗殺者扱いをされているのは納得がいかない。
 最近、自分の心の醜さに泣きたくなる。まだ読んでるのかどうか知らないけど、病院さんにこのブログのこと教えなきゃよかったな。あの子にとっても読まないほうがよかっただろう。

人間知性論 1 (岩波文庫 白 7-1)

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コクリコ坂から [DVD]

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