夏休みの読書会企画

 どれも参加者絶賛募集中です。たぶん。

<引き続きやるもの>
・Very Short Introduction読書会(主催)
 オクスフォード大学出版局の出している入門書シリーズ「Very Short Introducitons」のなかからPeter Singerの『Marx』を読んでいます。筆者はオーストラリア出身のとても有名な応用倫理学者で、特に動物倫理の研究で知られています。一流の哲学者が批判的に描き出すマルクス像を味わいましょう。英語圏やドイツ語圏の哲学を専攻している学部生・院生はもちろん、入門書の読書会ですので、他の分野を専攻されている方や1年生・高校生の参加も歓迎します。

Marx: A Very Short Introduction (Very Short Introductions                                                   X)

Marx: A Very Short Introduction (Very Short Introductions X)

・ミル『論理学体系』読書会
 先輩たちと一緒に、J.S.Mill中期の隠れた名著『A System of Logic』の社会科学方法論の箇所を読んでいます。まだまだ参加者募集中とのことです。『自由論』や『功利主義論』のような後期の著作の影に隠れがちですが、実はミル哲学の真髄があらわされている・・・・・・らしいですよ。

<新たに企画しているもの>
・現代功利主義研究会(主催?)
 去年某所で読書会が企画されていた気がするのに結局流れた*1安藤馨『統治と功利』を読もうという話が出ています。『統治と功利』は筆者の修士論文(!)が書籍化されたもので、日本法哲学会奨励賞を受賞するなど、高い評価を受けた政治理論書です。やや専門的で難解な本ですが、邦語文献ですので語学的なハードルはありません。ぜひご参加ください。

統治と功利

統治と功利

石原莞爾『最終戦争論』読書会
 後輩に誘われたのだけど、ほんとにやるん・・・・・・?

最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)

最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)

 参加したい人はここにコメントするか、twitterにreplyもしくはDMしてください。学内の人であれば直接声をかけてくれてもいいです。俺のtwitterを監視している諸君も参加してくれていいのですよ?

*1:ハブられただけかもしれない。