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 朝から電王戦を観ていた。相矢倉で入玉含みという人間有利の戦型だったように思うのだが、細い攻めをうまくつないでGPSが勝利。三浦は「なぜ負けたのかわからない」と言っていたのに敵陣がきれいなままだし、これは完敗なのだろうなぁ。
 三浦に悪手がないとすればGPSが75歩としかけた時点ですでに後手よしだったということなのだろうか。だとすると、終盤だけではなく(あれは新手だそうだから)序盤の構想力の時点でコンピュータは人間を上回っていることになるような気がする。コンピュータが升田幸三賞を取る日も遠くないのかもしれない。

 来年やるとしたら出し惜しみせずに羽生渡辺を出してほしいなぁ。コンピュータの進歩はかなり早いようだし、たとえば3年後や4年後になったら今回棋士側がついたような欠点もなくなって絶対に勝てなくなるのでないか。勝負になるうちにタイトルホルダーとの対局がみたい。
 しかし、なんだかショックだなぁ。